江戸しぐさ史観ゲームの大まかな流れなどなど

しばらく前に「江戸しぐさ」モチーフにしたゲームを作ってみたいなぁ、と思っていろいろメモ書きを書いてたのを見つけたので、ちょっと晒してみます。ゲームプランナー志望する前にに書いてた、企画書とはとても呼べない拙いメモ書きではございますが、まあ、なんというか、黒歴史公開というのもいいかなと思ったので……なお、特定の宗教や社会活動をバカにするつもりはございませんので、悪しからず……m(_ _)m


■江戸しぐさ史観ゲームの概要

・サモンナイトやFE的な王道的戦略SRPG。

 

・キャラ性よりも、戦術性を重視するステージ構成。

(敵が積極的に攻めてくる。挟撃を狙ってくる。守りを固めて動かない…など敵AIの攻撃パターンを多彩にする。敵の戦術パターンをアイコン化して予測可能にする。)

 

・SRPG系では「一旦強めの味方を盾に(囮に)進めてみて、敵の出方を伺い包囲殲滅」というパターンで戦うケースが多いので、「積極的に攻めてくる相手の出方を読む」という楽しみ方を目指す。

 

 

 

 

・いわゆる偽史、トンデモ系珍説などをネタに扱うストーリー展開がメイン。

・辞書機能みたいに、珍説を(サラッと)紹介・解説する機能を付けたい(出典明記すれば何とか…)

 

・星野之宣『ヤマタイカ』みたいな感じの幻想奇譚にしたい。

・シナリオ内のテーマとしては、「自分が掲げる正義のための"扇動"を正義と呼べるのか」を問うような内容にしたい。

 

・史実ルートとIFルートに分岐させたい。(あくまでも江戸しぐさ史観における”史実”)

・あんまりネットスラングを使うような軽いノリにならないように。(でも内容は電波)

・読み返せる本みたいな感じに、章ごとのリプレイが可能。

 

■大まかなストーリー案:四幕構成(最終部のみ分岐あり)

 第一部:江戸講の壊滅(導入部分)

  •  江戸市内での"喧嘩"が起こる中でチュートリアル的戦闘。(Vs.「ならず者」)

 

  江戸講の仕組みの中で平和の暮らす江戸の人々。一方、中央集権国家を目指す新政府軍は江戸講のネットワークを危険視している事が暗示される。

 

 

  • 江戸城無血開城後、江戸講に属する"江戸っ子"らの抹殺が画策されて江戸市中で奇襲攻撃を受ける

 FEで言うところの、弓兵や僧侶キャラが参戦して仲間が増えていく序盤ステージ。

 この陰謀で近親者らを失った主人公達は、勝海舟の手引きによって逃れる。

 

 

第二部:東北への逃避行(戦乱へと突入していく)

  • 市川、船橋の戦いで旧幕軍の武士から徳川慶喜への手紙を届けるよう頼まれる。(VS.新政府軍)

やや規模の大きい戦闘。敵の援軍や伏兵も登場して難易度が上がってくる。

水戸で謹慎中(?)の徳川慶喜と密会。

 

  • 白河方面から会津へ逃れ、会津戦争に巻き込まれる。(VS.新政府軍)【分岐点】

数度の戦い。敵の待ち伏せ系や追撃系のステージ等が複数発生する。

仙台から海路で八戸へ、八戸から陸路で戸来村までたどり着く。

 

 

第三部:未知のテクノロジーとの出会い(エクスカリバーを手にする場面)

 

  • 大石神山ピラミッド

青森の戸来村にはキリストの墓があり、キリストの末裔が住んでいるところ。分岐点。

ストーリーの分岐によって主人公たちはキリストの墓から発見するものが変化する。

 

 

第四部α:【史実ルート】 五稜郭の戦い

 

「虚舟」と呼ばれるタイムマシンを発見する主人公一行。

 キリストの末裔を過去へ送り出し、江戸しぐさが時空を越えてキリスト教文化圏まで伝播。

(※これで江戸しぐさと英国式マナーとの間に共通点が生まれるので、江戸しぐさに整合性が生まれるよ!)

 

  • 五稜郭の戦い

一方で主人公達は函館まで辿り着き、五稜郭の戦いに参戦する。決死の防衛戦。

榎本武揚の降伏によって戦争は終結、寄る辺を失った江戸っ子らは散り散りになる。

「いつの日か僕たちの江戸しぐさが復興するよう、語り継いでいこう」と決意していずこかへと去っていく主人公。

史実ルートは一種のバッドエンド。

 

 

第四部β:【架空ルート】 江戸城奪還作戦

「天之浮舟」を使ってキリストの末裔とともに過去のゴルゴタの丘へ赴く。

(※この”末裔”が処刑されたキリストに成り代わることで、キリストの復活を演出する)

ゴルゴタの丘から戻った主人公たちは、聖遺物を獲得し、天之浮舟をに応用して反撃作戦に出る。

聖遺物によって天之浮舟に搭載された天之瓊矛が起動し、五稜郭で新政府軍を撃破できるようになる。

 

  • 江戸奪還作戦

東北から一気に江戸まで南下する作戦を決行し、新政府軍に対して奇襲攻撃を仕掛ける。

江戸城に凱旋して天下一統。 

■主なステージ

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主人公たちの移動するルート

【共通ルート】

○江戸 

○市川

〇船橋

〇水戸

○白河

○仙台

○八戸

○大石神(最深部に天之浮舟が封印されている。) 

○戸来村(キリストの墓がある。)

 

【史実ルート】

〇野辺地(ボス戦:新政府軍(黒田清隆、太田黒維信など?)) 

〇恐山

〇大間崎

〇函館 

 

〇五稜郭

【架空ルート】

〇ゴルゴタ

〇野辺山(天之浮舟で幕末へ帰還。)

〇函館(終結していた新政府軍を、榎本軍との挟撃により撃破)。

〇水戸(徳川慶喜を救出するため新政府軍を攻撃)

〇江戸(江戸での新政府軍との決戦)


■兵種

兵種は

剣は斧に強く、斧は槍に強く、槍は剣に強い。

夢は得意不得意が無いが、間接攻撃しかできない。

杖は魔力を使用した攻撃を得意とするが、物理攻防には向いていない。

 

・剣士 →剣豪 →剣聖

・槍使い →槍名人 →槍達人

・弓使い →弓名手 →弓達人

・戦士(剣と槍) →壮士 →武人 

・匹夫(槍と斧) →豪傑 →万夫不当

・僧侶(杖) →高僧 →上人

■登場する用語

  • 江戸刀・和/江戸刀・礼

江戸講に伝わる日本刀。和は男性専用、礼は女性専用装備。

名前の由来は江戸しぐさ関連の「小林和男(芝三光)」さんと「越川禮子」さんへのリスペクトとして名前を拝借。

序盤の江戸で見つけられるが、序盤はさびれていて微妙な武器。

ヒヒイロカネで修理すると最強武器になる。

 

  • ヒヒイロカネ

古来より伝わる金属。緋々色金。

徳川慶喜が所持する一つと、江戸・会津にそれぞれ一つずつ隠されており、計三つを入手できる。

天之浮舟・江戸刀の修理に使う。

 

  • 天之浮舟

竹内文書によれば、高天ヶ原から降りてきた神々が乗っていたという舟。

戸来岳の近く、大石神ピラミッドの最深部に封印されている。

実はタイムマシンで、天之瓊矛という超兵器を一門備えている。

ヒヒイロカネを使って修理すると、架空ルートへ進むことが出来る。選択可。

 

  • ●天之瓊矛

天之浮舟に装備されている兵器。レーザー光線を発射する大砲。

 

  • ●虚舟

天之浮舟を模して作られた。

耐久力が弱く、一度しか時空を渡れない。

天之浮舟を発見していない場合のみ、こちらを使ってキリストの末裔が過去へ戻る。